某マラソン大会は取材許可が下りず。

年末に河川敷で開催されるマラソン大会の取材を申し込んだが、以下のような回答を頂いた。

取材については、積極的な協力を惜しみませんが、無人航空機での撮影は
ご遠慮くださいますようお願いいたします。

理由については明記されていなかったが、湘南国際マラソンでのドローン墜落事故が影響しているのではないかと想像される。運営側としても、なんだかよくわからないものがよくわからない理由で事故を起こした直後だけに、慎重な姿勢をとったのは理解できる。また、オープンコースだけに一つ許可をすれば、それを真似て無許可のドローンが飛び交うことも予想されるので、妥当な判断かもしれない。一つの事故が大きな影響を及ぼしているのは残念だ。

空撮業者の大先輩ゼロ様がこの事故について考察されているのが非常に参考になる。バッテリーの問題を指摘されているが、私は気圧センサーのキャリブレーションエラーの可能性もあるのではないかと疑う。これは私の機体が墜落した時に購入ショップの店主からお伺いした話だが、フライト前で機体がまだ地上にあるにもかかわらず、高度が0から離れた数値が出ていると誤動作する場合があるらしい。その後はフライト前に高度のゼロ値をチェックするようにしている。確かに野辺山シクロクロスで何度かフライト前にチェックをしたところ、おかしな値を示すことがあったり、フライトのタイミングを待っている間にどんどん数値が変化することがあった。雨上がりで気圧が変化するときにも注意が必要だ。私はバッテリー交換毎にキャリブレーションをして正しい値がでるまでフライトの準備をした。ドローンのメーカーは「箱から開けたらすぐに飛ばせる」というようなうたい文句で商品を売っているが、実際は前述を含む多くの事柄に気を配ってドローンを扱わないと、墜落するのだ。

事故を起こした業者は上記のような事象を考慮せず、安全マージンも取らずに、人びとの頭上に重量機体のドローンを飛ばしていた、ということだ。このような事故のあとでは、「選手や観客、コース上では飛ばさないので安全です」といったところでどうにもなるまい。残念だが仕方がない。次へ行こう。これで「ドローンは危険だ」と一部で思われ、自粛や規制の動きも出るだろうが、リスクをとって正しい運用・活用をするものには未来が開けていくのだと思う。

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